モデルハウス建築過程 part.4
貴翔ブログ
投稿日:2021年3月28日 更新日:
お世話になっております。
株式会社 貴翔です。
前回に引き続き、モデルハウスの建築過程をお伝えしていきます。
【木工事】【壁紙】【住宅設備機器】の工事です。
配線・配管などが終わると次に壁に下地となる【コンパネ】を張り付けていきます。
この時点でガス配管や水道管をキッチンや洗面・浴室・トイレに通しておきます。
これを張り付けた上に【壁紙】を張り付けていきます。
そして意外と知っているようで知らない階段の設置です。
この様に一段一段丁寧に設置していきます。
実は階段にも基準がありまして
一般住宅の場合は蹴上23cm以下、踏面15cm以上、階段と踊り場の幅75cm以上と決まっています。
蹴上(けあげ)とは一段の高さ・踏面(ふみずら)は一段の奥行のことを言います。
ただしこの基準はあくまでも安全性を考えた数値になるので一概に使いやすいかと言われれば違います。
一般的に多いパターンとしては蹴上15cm・踏面30cm・幅75cm前後が多くなっています。
なぜこのような数値かと言いますと日本人の歩幅は約60cm前後が多いらしく
その60cmに合わせるように蹴上×2+踏面=60cmになる造りにすると上り下りがし易いようです。
ですので階段を緩やかにしたい場合は蹴上(高さ)を低くして、踏面(奥行)を広くすれば
緩やかな階段になり上り下りしやすくなります。
ただし、緩やかな階段にしたい場合は緩やかにすればするほど
費用が掛かるのと、スペースが必要になるので注意しなければなりません。
そしてこの工程が終わりますと
いよいよ住宅設備機器を設置してクロスを貼っていきます。
ここまでの作業を終えるとようやく室内の全容が見えてきます。
建築の過程を見ていくと職人さんの凄さがより分かりますね。
次回はいよいよ完成間近の工事です。